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「貿易2兆ドル時代」の礎はナノ

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(以下引用)
数カ月前のタイの洪水で最近パソコンを製造・組み立て販売する中小企業が少なからぬ被害を受けた。タイは世界2位のハードディスクドライブ(HDD)生産 拠点だ。タイの工場が浸水の被害を受けるとHDD価格は一時3倍まで高騰し、物量を確保することができずPCをまともに生産することはできない状況まで起 きた。

現在HDDは東南アジアで主に生産される。

だが、一時は韓国が製造の中心だったこともあって感慨も新ただ。このHDDが実は代表的なナノ技術の産物 だ。数十ナノ領域に保存された磁気記録を正確に読み取る技術がHDDの核心であるためだ。ナノ技術がわれわれの周辺にどれだけ密接に存在するのかを確認で きるような話だ。

ナノ技術はノーベル物理学賞受賞者のリチャード・ファインマンによって初めて提示された。

1959年に米国物理学会で「底辺にはまだ豊富な空間がある」と いう題名で行われた講演を通じナノの世界を初めて紹介したのだ。いまから50年前のことだ。1ナノメートルは10億分の1メートルをさす。

いまではナノ技術と言えば大部分が半導体を思い出す。半導体は最先端ナノ技術がすべて使われる製品で、半導体産業ではナノ技術が競争力の核心といっても過 言ではない。ナノ技術はITだけでなくバイオやエネルギーなど多様な分野で幅広く応用されている。

現在世界的に研究が活発な量子ドット(Quantum  Dot)を利用したナノ技術が太陽電池に適用されれば太陽光のすべての波長を吸収し、理論的には現在より効率が2倍以上となる60%を超える太陽電池を作 ることができる。

バイオ分野でもDNAの構造制御技術を利用した多様な形態の金属ナノ粒子を作り人体内部の特定部位に特定の薬品を注入したり熱を加えて不 良細胞を治療するなどの活用法を研究している。